シラップ漬けとシロップ漬けの違いって何？初心者でもわかる超カンタン解説！

フルーツ缶詰を見ていて「シラップ漬け」と書かれているのを見たことありませんか？
一方で「シロップ漬け」ともよく聞くけど…「結局これって何が違うの？」と疑問に感じた人も多いはず。
実はこの2つ、違いは“言葉の表記”だけで中身は全く同じなんです。
この記事では、初心者でもわかるようにシラップ漬けとシロップ漬けの違いを解説しつつ、カロリーや活用方法までわかりやすくまとめました。
「なんとなくモヤモヤしていた疑問」をこの記事でスッキリ解消しましょう！

この記事でわかること

「シラップ漬け」と「シロップ漬け」の違いは実は表記の違いだけ
缶詰に「シラップ漬け」と書かれている理由と背景
シラップ漬けは体に悪いのか？カロリーや成分について
シラップ漬けの美味しい活用法（ジュース・スイーツなど）

「シラップ漬け」と「シロップ漬け」は同じ意味！—言葉の由来と背景
缶詰に表示されている「シラップ漬け」表記、どうして広まったの？
『シラップ漬け』は体に悪いの？—成分・カロリー・使い方まで解説
シラップ漬けとシロップ漬けの違いは気にしなくてOK！—この記事のまとめ

「シラップ漬け」と「シロップ漬け」は同じ意味！—言葉の由来と背景

「シラップ漬け」と「シロップ漬け」、この2つの表記を見て「なんでわざわざ言い方を変えてるの？」と不思議に思ったことがある人も多いですよね。
実はこの違い、ただ単に「表記ゆれ」と呼ばれるものなんです。

「シロップ（siroop）」という言葉は元々オランダ語から来ています。一方で「シラップ（syrup）」は英語表記に基づくもの。
どちらも意味は“糖分を溶かした甘い液体”という全く同じものを指しています。

じゃあなぜ「シラップ漬け」と書かれた缶詰が存在するのかというと、農林水産省が定めている食品表示基準に「シラップ漬け」が使われているからです。
つまり、正式には「シラップ漬け」と書くのがルールなんですね。

でもスーパーでは「シロップ漬け」の方が耳馴染みが良いので、どちらの表記も混在しているというのが現状です。
どちらを選んでも中身は全く同じ。なので、安心してどちらを買ってもOKですよ！

缶詰に表示されている「シラップ漬け」表記、どうして広まったの？

「シラップ漬け」という表記が広まった一番の理由は、ズバリ「法律」です。
先ほども少し触れましたが、日本では食品表示に関して細かいルールがあり、農林水産省が定める“日本農林規格（JAS）”で「シラップ漬け」と書くように規定されています。

昔は「シロップ漬け」という表記が一般的でしたが、食品業界では法的に正しい表記が求められるため、缶詰メーカーやパッケージデザインに「シラップ漬け」が使われるようになりました。
特に業務用や輸出品ではこの表記がきっちり守られていることが多いですね。

一方で、スーパーやコンビニで売られている家庭向け商品では、消費者にわかりやすくするために「シロップ漬け」のままの商品も多く存在します。
つまりメーカー側が「法律を守ること」と「消費者のわかりやすさ」のバランスを取りながら、状況に応じて表記を使い分けているというわけです。

なので、どちらの表記であっても“甘いシロップにフルーツを漬けたもの”に違いはありません。
この知識があれば、今後缶詰を買う時に「なんで違うんだろう？」とモヤモヤしなくて済みますね！

『シラップ漬け』は体に悪いの？—成分・カロリー・使い方まで解説

「シラップ漬けって甘そうだし、体に悪いんじゃ…？」と思っていませんか？
たしかに、シロップ＝糖分なので食べ過ぎは良くありませんが、普通に食べる分には全く問題ありません。

シラップ漬けに使われるシロップは、水と砂糖（グラニュー糖や果糖ぶどう糖液糖など）を溶かして作られており、保存性を高めるために若干濃い目の糖度に調整されています。
缶詰1個（約200g）のカロリーはおおよそ150〜200kcal程度で、ご飯1杯分よりも少し低いくらい。
フルーツ自体に含まれるビタミンやミネラルも摂取できるので、意外とヘルシーなおやつなんです。

ただし、シラップそのものを飲むと糖分の過剰摂取になるため注意が必要。
シラップは軽く水で流す、またはフルーツだけ取り出してヨーグルトにトッピングするなど、食べ方を工夫すれば健康的に楽しめます。

また、シラップ漬けはデザート作りにも便利で、ミックスジュースやゼリー、シャーベットなどにも使えます。
「余ったシラップ、どうしよう…」と悩んだ時は、捨てずにスイーツ作りに活用してみましょう！