自撮りをしたとき、「なんだか顔がいつもより長く見える…」と感じたことはありませんか?
実はそれ、あなたの顔が本当に長いわけではなく、スマホのカメラの特性や撮り方による「写りの歪み」が原因かもしれません。
この記事では、スマホのインカメラで顔が面長に見えてしまう理由をはじめ、iPhoneでの撮影のコツ、顔がバランスよく写る角度や距離、自然に盛れるアプリの選び方まで、盛りだくさんで解説していきます!
「いつもよりスッキリ」「ナチュラルに盛れる」自撮りを目指したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
スマホのインカメラで顔が長く見える理由
外カメラとインカメラの違い
スマホには一般的に、外カメラ(背面)とインカメラ(前面)の2種類のカメラが搭載されています。それぞれのカメラは用途や目的に応じて設計が異なり、レンズの構造や画角(写る範囲)にも違いがあります。外カメラは高画質で風景や被写体全体を撮影するのに適しており、画角も自然に近い設計です。一方、インカメラは主に自撮りやビデオ通話を想定しており、至近距離でも広い範囲を写すために広角レンズが使用されています。この広角レンズが、顔の形が実際よりも引き伸ばされて見えてしまう原因のひとつです。
なんか俺面長じゃね〜〜〜〜〜!?髪下ろしたら際立つ〜〜〜〜〜!面長だ〜〜〜〜〜!と思ったけど内カメ自撮りしたらすげえ丸いわ
— Luna🌙💜 (@Lunaram_kf) March 23, 2025
顔が長く見える原因とは
広角レンズには「中央が大きく、周囲が縮む」という写り方の特性があります。特に近距離での撮影では、この歪みが顕著になり、顔の中心(鼻や口元)が前に出て、周囲のパーツが奥に引っ込んだように写るため、全体的に顔が縦に長く引き伸ばされたように感じられます。インカメラで自撮りする際、この現象が起きやすく、いわゆる“面長”に写ってしまうのです。
顔が伸びる心理的要因
もうひとつ見逃せないのが、心理的な錯覚です。人は普段、鏡に映った自分の顔に慣れていますが、スマホで自撮りした画像は左右が反転していない“他人から見た顔”であることが多いため、見慣れない印象を受けやすくなります。この違和感が、「いつもより顔が長い」「何かが変」と感じる原因となり、実際の顔の形以上に“伸びて見える”錯覚を生み出してしまうのです。
iPhoneカメラでの自撮りの特徴
iPhoneカメラのレンズ特性
iPhoneのインカメラは、広角設計が特徴的で、人物だけでなく背景や周囲の空間まで一緒に収めやすくなっています。この広角仕様は、特にグループショットや風景と一緒の自撮りには便利な反面、顔の中央部分が強調され、輪郭が引き伸ばされたように写るというデメリットもあります。特に顔を画面中央に配置した場合、その歪みが顕著に現れ、実際よりも縦に長い印象を与えることがあるため注意が必要です。
写真写りを左右する背景の影響
背景もまた、写真の印象に大きく影響します。背景に奥行きがない、例えば壁のすぐ前で撮影すると、被写体の顔の輪郭が浮き上がって見えやすく、顔の長さや大きさが強調される傾向があります。反対に、背景に自然な奥行きや遠近感があると、顔との距離感が生まれて全体のバランスが取れやすくなります。屋外での撮影や、部屋の中央に立って背景に空間を取ることで、立体感と自然さを演出できます。
iPhoneを使った撮影のコツ
iPhoneで自撮りをする際のポイントは、「角度・距離・光」の3つを意識することです。まず、スマホを自分の目線よりやや高い位置に持ち、斜め下方向に向けて撮ることで、フェイスラインがすっきりと写り、顔の縦長感を軽減できます。次に、スマホとの距離を適切に保ち、極端に近づかないようにすることで、広角レンズによる歪みを最小限に抑えられます。さらに、自然光を利用して顔全体を均等に照らすと、影による顔の印象の変化を避けることができ、よりナチュラルで立体的な写りを実現できます。
面長に見える自撮りの対策
角度調整の重要性
自撮りにおいて角度は顔の印象を大きく左右します。スマホを顔の正面ではなく、目線より少し高い位置に構えて、カメラを斜め下に向けることで、フェイスラインがスッキリとシャープに見え、面長の印象を緩和できます。正面からの撮影は顔の縦のラインを強調しがちなので、角度を工夫することで、よりバランスの取れた顔立ちに見せることが可能です。斜めから撮ることで立体感も生まれ、小顔効果も期待できます。
小顔に見えるメイク術
メイクでも面長の印象を軽減する工夫ができます。シェーディングを使って、額の上部やアゴ先に自然な陰影を加えると、顔の縦の長さを視覚的に短縮する効果があります。また、チークを頬骨のやや下から横に広げて入れることで、顔の横幅が強調され、縦長の印象が緩和されます。ハイライトはTゾーンを避けて、頬の高い位置に控えめに入れると、メリハリがつきつつも自然な小顔演出ができます。
自撮りの顔と鏡の顔違いすぎない?
自撮りは面長なのに、鏡は丸顔っぽいんよ
何なん?これ、— かみちゃん (@HMglE2r0Pk46568) February 28, 2025
補正アプリの活用法
自撮りアプリには顔の輪郭を自然に整える機能が充実しており、面長を補正するのに非常に役立ちます。特に、顔の長さやアゴの形を微調整できる機能を活用すれば、写りを自然に整えることが可能です。ただし、過度な補正は顔の印象を大きく変えてしまい、不自然な写りになってしまうことも。理想は“盛りすぎない自然な補正”。目立ちすぎない程度の調整に留めることで、「実物に近いけれど少し良く見える」絶妙な仕上がりになります。
自撮り時の適切な距離と位置
距離による印象の変化
自撮りで気をつけたいのが、カメラと顔の距離です。顔に近づきすぎると、広角レンズの影響で顔のパーツが中央に集まり、鼻や口元が大きく見え、結果的に面長に写ってしまうことがあります。特に目と目の間が狭く写ったり、アゴが強調されると、全体的にバランスが悪く見えてしまいます。腕をしっかり伸ばして撮る、あるいは自撮り棒や三脚を使って一定の距離を保つことで、顔のパーツが自然に配置され、立体的でバランスの取れた写りになります。
左右のバランスを整える
顔の角度もまた重要なポイントです。顔の片側だけが強調される角度で撮ると、顔全体のバランスが偏って見え、面長感が強まることがあります。理想的なのは、顔を完全に正面に向けるのではなく、軽く斜めに構えて、左右のバランスを意識すること。顔の中心を画面の中央より少し外側に置くと、自然な構図になり、輪郭がきれいに見えやすくなります。また、左右の顔の写り方に差がある場合は、鏡で自分の“得意な角度”を研究してみるのもおすすめです。
正しい位置で撮るためのヒント
良い写りのためには、自分の顔が一番きれいに見える位置と角度を知っておくことが大切です。日頃から鏡で観察したり、いろいろな角度で試し撮りをして、「自分が最も自然で魅力的に見える角度」を見つけましょう。その上で、カメラを顔の高さに合わせたり、少しだけ下から写す、あるいは斜め上から撮るといった微調整を加えることで、自撮りの写りが格段に良くなります。位置と角度の組み合わせで、見慣れた顔以上の仕上がりを目指せます。
ナチュラルに写るための技術
広角レンズのメリットとデメリット
広角レンズの最大の利点は、被写体の周囲まで広く撮影できる点です。風景と一緒に人物を写したい場合や、複数人の集合写真、自撮り棒を使った広い構図での撮影には非常に便利です。しかし一方で、撮影対象がレンズに近いと、その部分が強調されて不自然に大きく写ってしまい、特に顔の中央が強調されることで縦に伸びたような写りになります。これが「顔が長く見える」原因の一つです。広角の特徴を理解した上で、歪みが出にくい角度(カメラを少し遠ざけたり、目線より少し上から斜めに構える)を心がけることで、自然な写りに近づけることができます。
表情を引き出す撮影方法
自撮りでは、表情が写りの印象に大きな影響を与えます。緊張したまま撮ると表情が硬くなり、口角が下がってしまったり、顔の筋肉がこわばることで“面長感”が強調されてしまうこともあります。自然な笑顔や柔らかい目元を意識することで、親しみやすく、バランスの良い表情に仕上がります。おすすめは、深呼吸をして顔の力を抜いてから撮ること。軽く目を細めるような優しい表情や、口元だけの微笑みでも十分に雰囲気が変わります。何枚か連写して、ベストな表情をあとで選ぶのも良い方法です。
フィルターの使い方
フィルターは肌の明るさや質感を整え、写真全体の印象を向上させてくれる便利なツールです。ただし、選び方には注意が必要です。過度に目を大きくしたり、輪郭を細くしすぎるような強い加工フィルターは、顔の自然なバランスを崩し、かえって違和感のある写りになることがあります。ナチュラルな写りを目指すなら、肌のトーンを均一に見せるものや、明るさとコントラストを軽く整える程度のソフトなフィルターがベストです。自分の肌色や撮影環境に合ったフィルターを数種類試して、違和感のない見た目を追求しましょう。
証明写真との違い
証明写真での顔の写り
証明写真は、真正面からの構図で無表情、一定の距離と照明条件のもとで撮影されるため、顔の形やバランスが非常にリアルに反映されます。インカメラのような広角レンズ特有の歪みがなく、客観的な印象で顔が写るため、面長感や顔の伸びが出にくいという特徴があります。写真館などでは標準レンズや照明が整っている環境で撮影されるため、肌のトーンや顔の輪郭も自然に見える仕上がりになります。
スマホでの証明写真を撮る際の注意点
スマホで証明写真を撮影する際は、まずインカメラよりも歪みの少ない外カメラを使うのがおすすめです。外カメラはインカメラに比べて画質が高く、広角による顔の歪みも抑えられます。また、撮影時にはスマホと顔の距離を適度に取り、できるだけ水平で真正面の角度を保ちましょう。背景には無地の明るい色を使い、照明は顔全体に均一に当たるように調整することが大切です。自然光を使う場合は、窓の前に立つなどして、影の出ない位置を意識するときれいに仕上がります。
加工とナチュラルな写りの両立
証明写真は身分証明や公式書類などに使われるため、過度な加工は避けるべきですが、最低限の調整で印象を良く見せることは可能です。たとえば、明るさやコントラストを軽く調整して顔色を健康的に見せたり、肌の色味を均一に整える程度の補正であれば問題ありません。目元や輪郭を変えるような修正は避けつつ、清潔感や爽やかさを演出する「ナチュラル加工」を意識すると、好印象を与える証明写真になります。
人気の自撮りアプリ
おすすめ自撮り加工アプリ
“SNOW”や”Ulike”、”SODA”などの自撮りアプリは、手軽に自然な仕上がりを目指せる便利なツールです。特にこれらのアプリは、肌をなめらかに見せたり、顔の輪郭をさりげなく調整する機能が豊富で、初心者でも直感的に操作しやすいのが魅力です。また、フィルターの種類も多く、ナチュラルなものから華やかな雰囲気を演出するものまで幅広く揃っており、シーンに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
機能比較と選び方
自撮りアプリはそれぞれ独自の特徴を持っています。たとえば、”SNOW”はエフェクトの豊富さが魅力で、遊び心ある撮影を楽しみたい方におすすめです。一方、”Ulike”はナチュラルに盛れる美顔補正が得意で、日常的な自撮りにぴったりです。”SODA”はシンプルな操作感と肌の質感を自然に整えるフィルターが強みで、自然体の美しさを重視する人に人気があります。自分の好みや撮影シーンに合ったアプリを選ぶには、実際にいくつかのアプリを使って試し撮りしてみるのが一番確実です。
無料で使える自撮りアプリの特徴
多くの人気自撮りアプリは、無料でも基本的な美顔補正やフィルター機能を十分に利用できます。広告表示が入ることが多いですが、撮影や保存にはほとんど支障がなく、コストをかけずにクオリティの高い自撮りを楽しめます。有料版にアップグレードすると、より細かいパーツ補正や高解像度での保存、広告非表示などの機能が追加され、自分だけのこだわりの仕上がりを追求できるようになります。まずは無料で試してみて、必要に応じて有料版を検討するのがおすすめです。
動画撮影における顔の写り
自撮り動画の角度と距離
動画撮影においても、カメラの角度と距離は顔の印象を大きく左右します。特に動画は長時間見られるため、違和感のない自然な写りが求められます。やや高めの位置からカメラを構え、少し下向きにする斜め構図は、フェイスラインがすっきり見え、目元が大きく明るく映るため好印象を与えやすくなります。また、スマホとの距離が近すぎると顔のパーツが強調されて面長に見えることがあるため、自撮り棒や三脚を使って適度な距離を保つことが大切です。一定の距離と角度を保つことで、安定感のある見た目と、よりプロっぽい仕上がりが実現できます。
動画に適した表情作り
写真よりも長く見られる動画では、表情の動きが印象を左右します。自然で柔らかな表情を心がけることで、親しみやすく感じてもらえるでしょう。話す際には、口元に優しい笑顔をキープしつつ、目線をカメラに合わせることで視聴者とのアイコンタクトが生まれ、信頼感や安心感を与える効果があります。また、話す内容に合わせて表情に抑揚をつけることで、表情の硬さを和らげ、より魅力的な印象になります。深呼吸をしてリラックスすることや、撮影前に軽く顔の筋肉をほぐしておくことも効果的です。
動画撮影の際の背景選び
背景は、画面の雰囲気や顔の印象に大きな影響を与えます。背景がごちゃごちゃしていると、視線が分散してしまい、話の内容や顔の印象が薄れてしまいます。シンプルな壁やカーテン、統一感のある部屋を背景にすることで、顔をしっかりと際立たせることができます。自然光が入る明るい場所を選ぶと、肌の色もきれいに写り、清潔感やナチュラルさが際立ちます。また、必要に応じて観葉植物やアートパネルなどを背景に配置することで、温かみやセンスの良さをプラスすることもできます。
自宅でできる撮影環境の整え方
背景の選び方とその影響
背景は、自撮り写真や動画の印象を大きく左右する重要な要素です。背景が整理されていないと、見る人の視線が散ってしまい、せっかくの表情や構図が台無しになることもあります。おすすめは、明るくて清潔感のある無地の壁や、柔らかさを感じさせるカーテン、観葉植物などを取り入れること。ナチュラルな要素を背景に取り入れることで、写真全体に温かみが出て、顔の印象もより魅力的に引き立ちます。色味は白やベージュ、淡いグリーンなど、顔色を明るく見せてくれるトーンを選ぶと効果的です。
光の使い方のコツ
光は写真の仕上がりを左右する最も重要な要素のひとつです。自然光は最も肌をきれいに、かつ立体的に見せてくれる理想的な光源です。窓から入る柔らかい光を顔の正面から受けるようにすると、陰影が出にくく、肌も明るく透明感のある印象に仕上がります。もし自然光が足りない場合は、リングライトやLEDライトを活用しましょう。光の色温度を調整できるタイプなら、白すぎず黄ばみすぎない、自然な肌色を再現することができます。また、光が顔に均一に当たるよう、左右のバランスにも注意しましょう。
簡単にできる撮影セットアップ
自宅での自撮りや動画撮影には、手軽に安定感のある環境を整えることが大切です。スマホスタンドや三脚は必須アイテムで、カメラの高さや角度を一定に保つことで、毎回安定した写りを実現できます。100円ショップやネットショップでも手軽に入手できるので、ぜひ取り入れてみてください。さらに、スマホ用のBluetoothリモコンを使えば、シャッターを切る瞬間に手ブレを防ぐこともできます。撮影場所を固定し、光と背景を整えれば、誰でも簡単にプロのような仕上がりが目指せます。